青瓷 大鉢
大鉢「 明石 大による”青瓷三態” ~ 青のフォルム、青瓷、玉青瓷 」
「雨過天晴」雨上がりの澄んだ空の青、その美しい青さを写したといわれる青瓷。
古代中国では翡翠の色として珍重され、皇帝にささげられた高貴な焼き物。
日本へは12世紀に伝来。
磁土を用いたものを「青磁」、陶土を用いたものを「青瓷」という。
鉄分を含んだ釉薬が高温の還元焼成によって発色するのだが、成分、焼成方法により色調や貫入の具合が変わってくる。
明石はこの青瓷の三つの容態を使って表現する。
*青瓷 series
貫入は窯から出した途端発する音と共に大きく表れるもの。
まるで古代国の“亀卜”(きぼく:亀の甲羅を焼く占い)を想わせる。
どのように出現するのか、どのように進むのか…予測不能。
material:陶土
size:φ25 × H7
weight:1.04kg
作者プロフィール
明石 大 Hiroki Akashi
「人の感覚を惑わせ、目を見張る美しさ、厳しさ、もしくは驚きをフォルムの中に閉じ込めたい」と制作に打ち込む。